人生やり直せるとしたら、「モテる」人生と「モテない」人生どちらを選択しますか?
もちろん、即決でモテる人生を選択します。
その方が楽しそうですし、チヤホヤされたいですし、モテる人生を歩んでこなかった分、なおさら憧れます。
ただ、全員がモテる人生を選択するかといえばそうではないようです。
「なんて贅沢かっ」と思ってしまいますが、モテるひとはモテるなりの悩みがあるようで、必ずしも幸せとは限らないようです。
褒められすぎるのも…
だれしも
「ちやほやされたい」
「褒めてもらいたい」
と思います。
これは「承認欲求」で、決して恥ずかしいことではなく、人間の本能でもあります。
この欲求を満たそうと思うことはごく自然なことなのです。
ただ、生まれながらにして美しい外見で、幼少期からモテまくってきたひとは、この承認欲求が満たされやすい環境で育ちます。
すると、うれしいはずの褒め言葉が、だんだん慣れていき、いずれ飽きてしまうのです。
「また外見のことか」と。
もちろん、表向きはそんな態度をしませんが、心の中ではそう思っているのです。
(反応に困るというのが本音のようです)
「褒められるがあまりうれしくない」
と言ってしまうと、イヤミになってしまうので、案外だれにも言えず、抱えて生きているひとも世の中にはいるのです。
すると、褒められることに一喜一憂しなくなり、いつしか相手が嫌な思いをしない反応はなにか考え始めます。
イヤミに聞こえないような言い方をしたり、嫉妬されないように言葉を選んだり、慎重になるのです。
褒められるたびに、こんなことを考えていたら気疲れしてしまいますよね。
いちいち他人のことを考えて、気にしながら生きるのはしんどいです。
ただ、モテるひとの人生はこれをひたすら繰り返しているのです。
新しいクラスになったり、高校に入学したり、会社に入社するたびに同じことを経験しているのです。
どうでしょう。これでも絶対モテる人生を選択しますか?
「自分ならうまくやれる」と思ってしまいますが、実際その状況になったらそんな簡単にいきません。
そして、このようなことを続けていくうちにこう思います
「ちゃんと中身も見てほしい」と。
これが本心で、心の叫びなのです。
本質を褒める
女性は男性に比べ、声をかけられることも、褒めらることも圧倒的に多いです。
だからこそ
「もっと本質的なところを褒めてほしい」
と強く思っています。
私の好きなアニメで、呪術廻戦の主人公である虎杖悠仁が同じ中学の同級生であった小沢優子と再会するエピソードがあります。
中学時代に身長が低く太っていた小沢は、高校生になると身長が伸びたり環境の変化により体重が減って垢抜けました。
そして虎杖と偶然再会したときに中学時代の記憶がよみがえります。
中学時代の男子たちの会話で「クラスの女子で誰が好き?」としつこく訊かれた虎杖が「強いて言うなら小沢」と回答したのを聞いてしまいました。
「いやいや、デブじゃん」と驚くクラスメイトに、虎杖は「でもさアイツ、食い方とか字とかいろいろすげー綺麗なんだよ」と説明します。
容姿にとらわれず内面を見ようとする虎杖の人柄がわかる一連のシーンに、視聴者は「これは虎杖カッコよすぎる」「虎杖くんは女子の外見じゃなく中身を見る子なのね、しかも優しくて」「ここまで全て10点満点」と絶賛されているシーンです。
結局、小沢は「綺麗になった今の私なら虎杖が振り向いてくれるかもしれない」と思ってしまったことが、
「自分が嫌いな人間と同じ尺度で生きている」ことに気づいてしまい、
想いを伝えることなく、虎杖と再会を約束して別れ、ホームで一人泣いていました。
きっと、見て目でひとを判断しない虎杖に、見た目で判断してしまう私は相応しくないと感じたのだと思います。
(締め方も含めて神回です)
ここまでできるひとはなかなかいないと思いますが、この「本質を見抜く力」があるひとこそ、人の心を動かします。
「本質を褒めてくれる」ということは、きっと自分のことをよく見てくれている証ですし、
「自分でも気づいていないこと」を褒めてくれたらなおさらうれしいものです。
というか惚れてしまいますよね。
心を動かすために
モテる女性の心を動かしたいと思ったとき、
「外見を褒める」
「内面を褒める」
「本質的なところを褒める」
あなたならどれを選択しますか?
これまでのことを理解すると、どれかひとつではなく、すべて必要だと思います。
ただ大事なのは
「本質的なところを見つけ出す」
ことです。
外見的なことは見たままでわかりやすいのですが、
本質的なことは
相手に関心を持ち
じっくり相手と向き合い
些細なことも感じ取り
やさしく受け止める
ことが大切です。
とくにモテる生き方をしてきたひとはなおさら本質的な部分を大事にしています。
あなたが、本質を見抜ける男として認めらるか、
なにもわかってない男として切られてしまうかは
【本質を見極められる力】
によります。
この力を育むために、女性に限らず同性にも真摯に向き合い、
じっくり自分と向き合って磨いてみてください。
さすれば、今まで無理かなって思っていた女性にも振り向いてもらえるかもしれません。