ナンパをはじめると、声をかけた分だけ「失敗」が積み重なっていきます。
ナンパは「運」要素が強いため、立て続けに失敗することもあれば、いきなりうまくいくこともあります。
ここがナンパのおもしろいところではありますが、圧倒的に失敗の方が多いのは確かです。
この失敗をどう受け止めるかによって、そのあとのナンパがうまくいくかどうかに関わってきます。
「相手を責めない」こと
まずナンパは、相手の状況によって絶対成功しないケースがあり、自分の努力ではどうにもならないため、失敗したときには素直に「仕方なかった」と受け止めましょう。
そうすることで、多少なりとも自分へのダメージを抑えることができます。
ただ、状況によっては失敗するか成功するかとイーブンなときもあります。
そんなとき、もし失敗してしまったら、しっかり自分と向き合い、なぜ失敗したか客観的に考えてみましょう。
前提として、「相手を責めない」ようにします。
これは失敗の原因を相手のせいにしてしまうと、本当に改善しなければならないところがわからなくなってしまうからです。
とくに相手が丁寧に返答してきたときはなおさら自分に非があるかもしれません。
おそらく、言い方、態度、表情、目線、言葉のチョイス、タイミングなど、なにかしら相手に違和感を与えていた可能性が高いです。
ただ、相手のせいにしていいときもあります。
それはあなたが蔑ろにされたときです。
これはもしかしたら、ナンパをする人自体に嫌悪感を抱いているひとかもしれないので、
「相手が悪かったな」程度におさめて、次にいきましょう。
他人のせいにせず、自分と向き合う準備を整えておくことが、失敗を次に活かせる秘訣となります。
「失敗」にはパターンがある
わたしの経験上、失敗するときにはいくつかのパターンがありますが、おおよそ
「緊張し過ぎてオドオドしてしまう」
ことでの失敗です。
ナンパはお互い「初対面」であることから、女性側からすれば
「怪しい」
「怖い」
「なにされるかわからない」
と思われているのですり
このスタート地点を理解すると、
いち早く「安心感」を与えて、
少しでも不安を払拭していくことが必要不可欠になります。
そんなときに、緊張のあまりオドオドしてしまうと、安心感どころか不安をより一層与えてしまうのです。
わたしの場合、ことばを噛みまくったり、イントネーションがおかしくなったり、余計なことを言ったりと、緊張と自信のなさからたくさん失敗してきました。
これはそう簡単に治るわけではないので、
「もう緊張するのは仕方がない」と受け入れて虚勢でも見栄でも
「落ち着いて話す」風を心掛けてます。
この話し方のほうが聞いてもらえるようになりましたし、連絡先を交換してもらえる可能性が増えていきました。
中には「堂々と自信を持って」声をかけられる男らしい方もいると思います。
わたしからすれば羨ましい限りですが、「芯が通っている」程度ならよいのですが、自信満々な態度になってしまうと「上から目線」になりがちで、かえって悪い印象を与えかねません。
自分では思っていなくても、相手にそう思われてしまったら終わりなのです。
自信があるひとほど
「謙虚に慎ましく」
自信がないひとは
「落ち着いて丁寧に」
話すことが良い結果に結びつくと思います。
成功してるひとほど失敗を活かしている
ナンパは経験値が全てと言っても過言ではありません。
その過程でたくさんの失敗をしますが、決して目を背けず、自分と向き合うことで成長していきます。
その成長とは、ナンパの成功率を上げるだけではなく、人としての成長にも繋がっているのです。
ひとつ例を上げると、以前ナンパをしたときにしっかり声を掛けたのですが、うまくいきませんでした。
「そんなときもある」と受け入れ、丁寧に感謝の気持ちを伝えると、
「やっぱり連絡先交換しませんか」
と言ってもらえたことがありました。
あとで聞いたのですが、その時の対応がしつこくなく、引き際が紳士的だったということでした。
ナンパは「最後まであきらめい」「グタらせる」なんて思いがちですが、実はこういった態度により、良い方向に受け取ってもらえることもあるのですり
相手に拒絶されたり、受け入れられないことに対し、仕方がなかったとあきらめることは、悲観的になってるのではなく、
「相手を受け止める器を広げている」
ことでもあります。
心のキャパが広がれば広がるほど、他人を受け入れる範囲が広がり、そのたびに余裕ができて優しくなれるのです。
ヤるためだけのナンパでは、ヤレるかヤレないかだけになりがちで、自分と向き合う機会をあまり持てません。
それよりも
ひとつひとつのナンパを楽しみ
失敗も成功や成長への糧と受け止めることで、
たかがナンパだとしても
人生が少しだけ豊かにすることができる
と自分勝手ながら思っています。