女性にどんなタイプの男性が好きか尋ねると
「話しがおもしろいひと」
と答えることがあります。
素直に受け取ると「話しがおもしろい男性」がモテるのかと思い、頑張っておもしろい話しをしたのに、イマイチ反応が悪かったなんてことありませんでしたか?
わたし自身もこのように勘違いしてたくさん失敗を積んできたひとりです。
「言ってたのと違うじゃん」と思いきや、女性は本音と建前があり、言葉の奥にあるものを理解しないと、本当のモテる男にはなれません。
ということで、「話しがおもしろい」とはなにか考察していきたいと思います。
女性は話す「経験値」が高い
まず前提として、「女性は話すのが好き」ということを理解しましょう。
すべての女性に当てはまるわけではありませんが、大多数の女性が話しが好きであることは間違いありません。
これは女性の「特性」といってもよいでしょう。
さらにこの特性は幼少期からで、話すことに慣れ親しんでいます。
いわば話す「経験値」が高いのです。
オチがある話しで笑わせたり、理路整然としてわかりやすく説明したりなど、他者に対してどうこうではなく、自分が「話したいから話す」ことを小さい頃から続けているのです。
男性には少し共感しずらいところなのですが、女子会で何時間も話し続けられるのは女性の特性があるからなのです。
このように話すことに慣れ親しんできた女性が男性に対しても「話しがおもしろいひとが好き」というのは当然だと思います。
ただ、この言葉にはもっと深い意味があり、素直に受け取ると失敗するので、理解を深める必要があります。
芸人さんがモテる理由
一つ目に、女性がいう「話しがおもしろい」ひととは「話しのレベルがかなり高い」ということです。
これは芸人さんがモテる理由と重なっていて、女性同士でたくさん話し話されてきた経験を持っていることから、ちょっとおもしろいくらいでは退屈してしまうのです。
話す内容であったり、表情、言い方など全てにおいて上手なひとが女性がいう「話しがおもしろいひと」なのです。
だから話しのプロである芸人さんたちがモテるのであり、今まで経験したことのないおもしろさを感じることで女性の心が動くのです。
これを理解すると、自分がおもしろいと思って話していたことがチンケなもので恥ずかしくなったしまいます。
しかし、このようなことはプロだからできることであり、ふつうはできないので早めにあきらめてしまいましょう。
女性がいう「話しがおもしろいひと」はもうひとつ意味することがあるので、そちらを実践する方がオススメです。
「話し」とは会話全体を示す
「話しがおもしろい」とは、その都度その都度で笑いをとることだけでなく、会話全体を示しています。
会話を終えて自宅に帰ったあと「今日はおもしろかったな」と思ってもらえたら、もうそれは「話しがおもしろい」ひとなのです。
会話とは「話す」「聞く」の集合体です。
一方的に話すことを頑張らなくても、ふたつのバランスを調整できれば、結果的に「おもしろいひと」になれるのです。
特に女性はお話し好きという「特性」があるので「聞く」方が重要で、相手に気持ちよく話しをさせることができれば会話は自然と盛り上がります。
そこに「話す」ことを少し加えるくらいの感覚でいいのです。
無理に笑わせようとしすぎるのは、ある意味自分勝手な行動です。
「この話しおもしろいでしょ」と押し付けられたら笑えないのと一緒です。
目先のことにとらわれず、会話全体をひとつとみて、聞き上手になりながらも、ときに会話の内容にそった話しをしてみましょう。
事前に準備してきたことを披露するよりも、しなやかな柳のように、風が吹いた方に身を委ねて話していくことが自然で違和感のない会話になります。
相手が楽しく話してもらえれば、自然と自分もうれしくなってきます。
そして
「本音を言ってくれた」
「ふだん周りには言えないことを言ってくれた」
など、本心を話してもらえたらきっとお互いに信頼関係が築ける段階まで来ています。
やはり「聞き上手」こそモテる男の条件なのです。
相手のことを考え(やさしさ)、自分勝手にならず(冷静さ)、その場の状況で対応できる(対応力)ようになることが重要です。
聞き上手になることもすぐにはできるわけではありませんが、少しだけこのことを理解して会話をすることができれば、いつかつまらないと思っていた自分が「おもしろいひと」になれるかもしれませんので実践してみましょう。