モテる男性はたくさんの魅力をもっています。
かっこよさであったり、安心感であったり、色気であったりいろいろですが、
その中でも、「強さ」をもっている男性は特に魅力的に映ります。
「強さ」にも、肉体的な強さだったり、心の強さだったり、勝負強さだったありますが、
今回はモテ男になるために必要な「心の強さ」について述べていきたいと思います。
この強さを知ることで、より魅力的でモテる男性に近づけると思いますので、よろしければご一読ください。
「強さ」より「弱さ」
男性であれば一度は「強い男」に憧れたことがあると思います。
幼少期であれば仮面ライダーやウルトラマンなど怪獣を倒す姿を見てかっこいいと思ったり、
中高生になるとワンピースのゾロや、ナルトの螺旋丸なんか真似してみたりと、とにかくかっこよくて強いキャラに憧れをもっていました。
それがだんだん年を重ねてくると、憧れが変化していきます。
社会に揉まれて、日々一喜一憂しながら、様々なことを経験すると、
「どこか弱さを持ちながらも懸命に生きている姿」
に共感を持ち、心が打たれ始めます。
たとえば、進撃の巨人のエルヴィン・スミス。自分の命を懸けて責務を全うしながらも、本当はすべてを投げ出し、真実を知りたいという自分の夢との葛藤する姿に胸が打たれたり、呪術廻戦の夏油傑が自らの信念に疑念を持ち、善悪の判断に葛藤する姿を見ると胸が苦しみました。
これはおそらく、「弱さ」と向き合っている姿に心が動かされていて、
いつの間にか「強さ」への憧れよりも、「弱さ」への共感の方が強くなっていたということです。
「弱さ」と向き合える「強さ」
「弱さ」への共感が高まり、「強さ」への憧れがなくなっていったのかというと実際そうではありません。
男として「強くなりたい」という気持ちは根本持っていて、きっとなくなるものではないと思います。
ではなぜ変化していったか。
それは、「強さ」と「弱さ」は相関関係があるからです。
一般的に「心の強さ」というと、我慢強さであったり、芯があってブレないひとをイメージすると思います。
これも強さのひとつであり、男として憧れる姿です。
ただ、違った側面で考えてみると
「自分の弱さと向き合うことができる」
ひとは「強いひと」でもあるということです。
ふつう自分の弱さとはなかなか向き合いたくありません。
情けなさや恥ずかしさなど、目をそむけたくなることばかりだからです。
ときに自信を失ったり、自己嫌悪することもあります。
弱さと向き合うということは、
それでも、自分の弱さを自覚したり、受け止めようとすることで、少しでも成長しようとしている姿なのです。
自分視点で考えると苦しい時間なのですが、
この姿を他者視点で考えると
葛藤しながらも懸命に生きている姿が
「共感」を感じさせたり、「応援」したくなったり、とくに女性は母性を持ち合わせているため、
「愛おしさ」にも繋がっていったりします。
そして、弱さを自覚し、それを受け止め、抱えたまま前向きに生きようとする姿こそ
「強さ」なのです。
言い換えると「かっこ悪い」姿を見せれるひとほど「かっこいい」ひとなのです。
「強さ」「弱さ」「やさしさ」
この「強さ」を手に入れるともうひとつ得られるものがあります。
それは「やさしさ」です。
自分の弱さを受け入れることができるようになると、自然とまわりのひとにもやさしくなれるのです。
自分が経験したからこそ、他者の気持ちも理解できるようになれる前提に立てるのです。
もちろん、経験してもなれないこともありますし、時間が経つと忘れてしまうこともあります。
ですが、他者のことを考えたときに
「あのとき自分もああゆう思いだったな」
と思い返せるのです。
さらに自分の弱さと向き合うことで、女性が求める「強さ」と「やさしさ」のふたつも得ることができるのです。
そして、これを長年繰り返してるのが本当の「モテ男」なのです。
服装やアイテムだけでは醸し出せない、凛として温かみのある雰囲気。
きっとそういう男性はモテるために向き合っているわけではなく、
人生を生きていく中で、嫌でも向き合わなくてはならない時もあったり、
ひとのせいにしたりせず
自分に矢印を向けて
謙虚に慎ましく
生きているのだと思います。
ことばでは簡単ですがかなり難しいことで、自分もほとんどできていません。
でも意識することはだれでもできます。
少しでも、「強さ」と「弱さ」と「やさしさ」を兼ね備えて男になれるように自分と向き合っていきたいと思います。